【塗装中の雨】塗装中に急な雨が降ったらどうなる?工事を中断する基準と再開までの流れ
- 7月29日
- 読了時間: 5分

屋根や外壁の塗装工事では、天気予報を確認しながら工程を組みますが、夏場は晴れていても急に雨が降ることがあります。
「塗った直後に雨が降っても大丈夫なのか」「雨が止んだらすぐ再開できるのか」と不安に感じる方もいるでしょう。
塗装工事では、予定どおり作業を進めることよりも、塗膜の仕上がりと耐久性を守ることが重要です。今回は、塗装中に雨が降った場合の対応と、工事を再開するまでの流れを解説します。

塗装中に雨が降り始めた場合は、基本的に作業を中断します。
使用している塗料や道具を雨の当たらない場所へ移動し、塗装した部分に雨が当たっていないか、養生シートや足場に問題がないかを確認します。
強風を伴う場合は、養生シートが風を受けて足場へ負担をかけることもあるため、雨だけでなく風の状況にも注意が必要です。
また、軒下など雨が直接当たりにくい場所でも、湿度が高くなった場合や結露のおそれがある場合は、無理に作業を続けません。

塗装を中断する基準は、雨が降っているかどうかだけではありません。
塗装面が濡れている場合、湿度が高い場合、結露のおそれがある場合、塗装後すぐに雨が予想される場合も、作業を見送ることがあります。
一般的には、気温5度以上、湿度85%未満が塗装できる目安とされています。ただし、この条件を満たしていても、塗装面に水分が残っていれば施工には適しません。
塗料の種類、屋根や外壁の表面温度、風、日当たり、乾燥に必要な時間まで含めて判断します。

塗料は、塗った直後に完成した塗膜になるわけではありません。水分や溶剤が抜け、十分に乾燥、硬化することで建物を保護する塗膜になります。
乾燥前に雨が当たると、色むら、艶の低下、白っぽい変色、雨だれのような跡が発生することがあります。状態によっては、塗料の密着にも影響する可能性があります。
ただし、雨が当たったからといって、必ず全面を塗り直すわけではありません。
雨の強さ、塗装後の経過時間、塗料の種類などを確認し、必要に応じて乾燥、研磨、部分的な再塗装を行います。

雨が止んで晴れてきても、すぐに塗装を再開できるとは限りません。
屋根や外壁の表面には、見た目では分からない水分が残っていることがあります。外壁の継ぎ目、ひび割れ、屋根材の重なり、窓まわり、日陰になる面などは特に乾きにくい場所です。
水分が残った状態で塗装すると、塗料が下地に十分密着せず、後から膨れや剥がれが発生する原因になります。
雨が止んだことと、塗装できる状態になったことは同じではありません。

塗装を再開する前には、実際に塗る面の状態を確認します。
表面に水滴がないか、触れたときに湿っていないか、継ぎ目や日陰に水分が残っていないかを確認し、十分に乾燥してから作業を再開します。
塗装済みの部分に雨が当たった場合は、色むら、艶、白化、流れ、膨れなどがないかも確認します。
問題がある場合は、そのまま次の工程へ進まず、塗膜を乾燥させてから表面を整え、必要に応じて再塗装します。
乾燥に必要な時間は、塗料、気温、湿度、風通しによって変わるため、時間だけでなく現場の状態を見て判断することが重要です。

雨によって作業を中断すると、当初の予定より工期が延びることがあります。
足場や養生シートが設置されている期間が長くなるため、早く進めてほしいと感じる方もいるかもしれません。
しかし、天候が適していない状態で無理に塗装すると、完成直後はきれいに見えても、後から剥がれ、膨れ、色むらなどが発生する可能性があります。
塗装は、建物の見た目を整えるだけではなく、雨、雪、紫外線から屋根や外壁を守るための工事です。
株式会社美工舎では、天候、湿度、塗装面の状態を確認しながら工程を管理し、必要な場合は作業を中断します。
急な雨による中断は、単なる作業の遅れではありません。仕上がりと耐久性を守り、安心して長く暮らしていただくために必要な判断です。
屋根や外壁の状態、塗装時期、工事中の天候について気になることがありましたら、株式会社美工舎までお気軽にご相談ください。
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