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DIYでできる外壁の補修方法!ひび割れや剥がれはどこまで自分で直せる?

「家の外壁にひび割れを見つけたけど、業者に頼むほどでもないかな…」「自分で少し直してみようかな」そうお考えではありませんか?


外壁のひび割れや剥がれは、放置すると家の寿命を縮める大きな原因になります。しかし、軽微な劣化であれば、DIYで補修することも可能です。


この記事では、外壁のひび割れや剥がれのタイプ別に、DIYで対処できる範囲と、プロに依頼すべき判断基準を、札幌の塗装業者がわかりやすく解説します。


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なぜ外壁の補修が必要なのか?放置するとどうなる?


外壁は、紫外線や風雨から家を守る、いわば「家の皮膚」です。この皮膚にひび割れや剥がれが生じると、そこから雨水が侵入し、以下のような深刻な被害を引き起こす可能性があります。


  • 雨漏り:壁の内部に水が染み込み、構造材を腐食させます。

  • シロアリ被害:湿気を好むシロアリが侵入し、家屋の土台や柱を食い荒らします。

  • 断熱材の劣化:断熱材が水分を含み、断熱効果が低下します。


これらの被害は、修理費用が外壁塗装の何倍もかかってしまうことがあります。そうならないためにも、小さな異変に気づいた時点で早めに対処することが大切です。



外壁のひび割れ(クラック)はDIYでどこまで直せる?


外壁のひび割れは「クラック」と呼ばれ、その深さや幅によって補修方法が異なります。


◾️DIYで対処できるクラック:幅0.3mm未満の「ヘアークラック」


髪の毛のように細い、幅0.3mm未満のひび割れは**「ヘアークラック」**と呼ばれます。これは塗膜の表面的なひび割れであり、構造材への影響はほとんどありません。


◾️DIY補修に必要な道具

  • プライマー

  • コーキング材(変成シリコーン、ウレタンなど)

  • コーキングガン

  • ヘラ

  • マスキングテープ

  • 軍手、雑巾


◾️DIY補修の手順

  1. 清掃: ひび割れ部分のホコリや汚れをブラシで丁寧に落とします。

  2. マスキング: ひび割れ部分の周囲に、コーキング材がはみ出さないようにマスキングテープを貼ります。

  3. プライマー塗布: ひび割れ部分にプライマーを塗布し、コーキング材の密着を良くします。

  4. コーキング材充填: コーキングガンでひび割れ部分にコーキング材を充填し、ヘラで平らにならします。

  5. 仕上げ: コーキング材が固まる前に、マスキングテープを剥がします。

※コーキング材には多くの種類があります。上から塗装をしたい場合は、上塗りが可能な「変成シリコーン」や「ウレタン」を選びましょう。


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プロに依頼すべきクラック:幅0.3mm以上のひび割れ


幅が0.3mm以上、深さが5mm以上の構造クラックは、雨水の侵入リスクが非常に高く、DIYでの対処は危険です。また、ひび割れが複数箇所に及んでいる場合も、家全体の構造に問題が生じている可能性があるため、専門家による診断が必要です。


◾️プロに依頼すべき理由

  • 内部の診断: 専門家はひび割れだけでなく、その原因となる内部の劣化(下地や構造材)まで診断できます。

  • 適切な工法: 補修範囲や原因に合わせて、適切な材料や工法(Uカットシーリング工法など)を選択し、根本的な解決を図ります。

  • 美観の維持: プロは補修跡が目立たないように仕上げる技術を持っています。



塗膜の剥がれはDIYでどこまで直せる?


塗膜の剥がれは、外壁材の劣化を進行させる大きな原因です。剥がれの種類によって、DIYの可否が分かれます。


◾️DIYで対処できる剥がれ:小さな「剥がれ」や「浮き」


手のひらサイズ程度の小さな剥がれや、剥がれ始めの塗膜の浮きは、DIYで部分補修が可能です。


◾️DIY補修に必要な道具

  • 皮スキ、ワイヤーブラシ

  • サンドペーパー

  • 下塗り用塗料(プライマー、シーラーなど)

  • 上塗り用塗料

  • ハケ、ローラー

  • マスキングテープ

  • 軍手、雑巾


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◾️DIY補修の手順

  1. 劣化部分の除去: 皮スキやワイヤーブラシで、剥がれかけている古い塗膜を徹底的に除去します。

  2. 清掃と研磨: れた部分を清掃し、サンドペーパーで段差をなめらかに研磨します。

  3. マスキング: 補修部分の周囲にマスキングテープを貼ります。

  4. 下塗り: 補修部分にプライマーやシーラーを均一に塗布します。

  5. 上塗り: 下塗り塗料が乾燥した後、上塗り用塗料を複数回(2~3回)に分けて塗り重ねます。

※既存の外壁と同じ色を見つけるのは非常に困難です。色味の差が気になる場合は、専門の調色サービスを利用するか、プロに相談しましょう。


◾️プロに依頼すべき剥がれ:広範囲な剥がれや下地が見えている場合


広範囲にわたる剥がれ、または下地材(サイディングボードなど)がむき出しになっている場合は、DIYでの部分補修では不十分です。


◾️プロに依頼すべき理由

  • 根本原因の特定: なぜ塗膜が剥がれたのか(下地処理不足、塗料の選定ミスなど)をプロが診断し、再発を防ぎます。

  • 全体的なメンテナンス: 一部分だけでなく、家全体の劣化状況を把握し、最適なメンテナンスプランを提案してくれます。

  • 高い品質と耐久性: 専門的な技術と高品質な塗料を使用することで、美観と耐久性に優れた仕上がりを実現します。



DIY補修の落とし穴と注意点


DIYで外壁補修を行う際には、いくつかの注意点があります。


  • 高所作業の危険性: 高所での作業は転落のリスクがあり、非常に危険です。無理は絶対にしないようにしましょう。

  • 仕上がりのムラ: 塗料を均一に塗るのは難しく、補修跡が目立ってしまう可能性があります。

  • 耐久性の問題: 適切な下地処理や塗料選びを誤ると、数年で再び劣化する可能性があります。

  • 足場の費用: 部分的な補修でも、2階以上の作業には足場が必要になることがあります。


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迷ったらプロに相談が正解!


外壁補修のDIYは、小さなひび割れや剥がれであれば挑戦する価値があります。しかし、少しでも不安を感じたり、劣化が広範囲に及んでいる場合は、迷わずプロの診断を受けることを強くお勧めします。


無料見積もりや診断を行っている業者も多いので、まずは専門家に家の状況をチェックしてもらい、適切な補修方法を相談するのが一番安全で確実な方法です。


ご自宅の安全と資産価値を守るためにも、適切な判断を心がけましょう。もしご不明な点があれば、美工舎にお気軽にご質問ください。



有限会社美工舎塗装工業 

連絡先 018-816-0145お問い合わせフォーム https://qr.paps.jp/Chgpd




 
 
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