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【家の外壁修理を自分で】DIYでできる範囲・補修方法・注意点

10 分前
読了時間: 9分

家の外壁に小さなひび割れを見つけたとき、「これくらいなら自分で直せないかな?」と思う方もいると思います。実際、外壁の状態によってはホームセンターで材料をそろえて、自分で補修できる部分もあります。

ただし、外壁補修は「ひび割れを見つけたら、コーキング材を埋めれば終わり」というものではありません。外壁の種類、傷み方、作業する場所、その後に塗装するかどうかによって適した方法は変わります。

今回は、一般の方が外壁を自分で補修するときに知っておきたい基本と、DIYで対応する範囲の考え方を紹介します。美工舎塗装工業として「何でもDIYで直しましょう」とすすめる記事ではありません。反対に「危ないから何もせず、すべて業者に頼んでください」という内容でもありません。

自分でできるところは安全にやってみる。難しいところは無理をしない。その判断材料として読んでいただければと思います。




最初に決めるのは「何を直すか」より「どこまでやるか」


DIYを始める前に、まず作業する範囲を決めます。この記事では、地面に立った状態で手が届く1階部分を基本的なDIY対象とします。

屋根や2階部分、はしごに乗らなければ届かない場所は対象外です。「脚立なら届くから大丈夫」と思いたくなるところですが、外壁補修では両手を使ったり、工具や材料を持ったり、壁に力をかけたりする場面があります。

NITE(製品評価技術基盤機構)でも、はしごや脚立からの転落事故について注意喚起を行っており、はしごの上で作業しないことや、脚立の天板に乗らないことなどを案内しています。

DIYでは、届くかどうかだけではなく、安全な姿勢で作業できるかどうかまで含めて判断することが大切です。




こんな状態なら、作業を始める前に一度止まりましょう


外壁のひび割れにはさまざまな状態があります。表面に細い線が見えているだけのものもあれば、外壁材そのものが割れているもの、周囲が浮いているもの、欠けて内部が見えているものもあります。

高い場所まで同じ症状が続いている、広い範囲で外壁が傷んでいる、外壁材が浮いている、触ると崩れる、雨漏りを伴っている、原因が分からない。こうした状態であれば、目に見えている部分だけを埋めても適切な補修になるとは限りません。

また、外壁を見ていて「これはただのひび割れなのか?」と判断できない場合も、無理に作業を始める必要はありません。DIYは、始めることだけではなく「ここは自分でやらない」と決めることも含まれます。




ホームセンターへ行く前に、外壁の状態を確認する


いきなり補修材を買いに行く前に、まず自宅の外壁を確認してみましょう。住宅の外壁には、窯業系サイディング、金属系サイディング、モルタルなどさまざまな種類があります。

また、同じひび割れに見えても、外壁表面の細いひびなのか、継ぎ目に使用されているシーリング材の劣化なのかによって作業内容は変わります。

ここを確認せずに「外壁に使えると書いてあるから、これでいいだろう」と材料を選ぶと、あとで困ることがあります。特に、その部分を将来塗装する予定がある場合は、使用する補修材が塗装可能な製品なのか確認する必要があります。

商品パッケージやメーカーの施工説明を読み、使用できる下地、用途、施工方法、乾燥時間、塗装の可否を確認します。分からない場合は、ホームセンターの担当者に外壁の写真を見せて確認するのも一つの方法です。

スマートフォンで、外壁全体が分かる写真、補修したい場所のアップ、少し離れた位置から見た写真を撮っておくと説明しやすくなります。




補修材だけ買えば終わりではありません


一般的な小規模補修では、清掃用のブラシやウエス、マスキングテープ、作業用手袋、補修材、必要に応じてプライマー、コーキングガン、ヘラ、周囲を汚さないための養生材などを使用します。

重要なのは、補修材だけ買ってすぐに施工しないことです。初めて作業する方ほど、清掃や養生を省略したくなるかもしれません。しかし実際には、補修材を入れる時間よりも、周囲を汚さないように準備したり、施工部分をきれいにしたりする作業の方が長くなることもあります。

DIYできれいに仕上げたいなら、施工そのものよりも準備を丁寧に行うことが大切です。




まずは補修する場所をきれいにする


補修を始める前に、施工する部分の汚れやホコリを落とします。見た目ではきれいに見えても、外壁には砂ぼこりや細かな汚れが付着しています。

ブラシなどを使って補修する部分を清掃し、必要に応じて周囲をマスキングします。この段階で外壁がポロポロと崩れたり、思っていたより傷みが広がっていたりした場合は、いったん作業を止めてください。

「もう材料を買ったから」と、そのまま続ける必要はありません。DIYでは、実際に触って初めて分かることもあります。




マスキングは面倒でもやっておく


補修材をきれいに施工するためには、必要に応じて周囲をマスキングします。「少しくらいはみ出しても大丈夫だろう」と思うかもしれませんが、補修材が外壁の凹凸に入り込むと、あとからきれいに取り除くのが難しくなることがあります。

特に初めてコーキングガンを使う場合は、想像していたより材料が多く出てしまうこともあります。あらかじめ施工する部分だけを残して周囲を養生しておけば、多少はみ出しても仕上げやすくなります。

DIYでは、早く終わらせることより、失敗したときに修正しやすい状態を作っておくことを優先した方が安心です。




プライマーが必要な製品なら省略しない


補修材によっては、施工前に専用のプライマーを使用するよう指定されています。その場合は、「補修材だけでも付くだろう」と省略せず、製品の説明に従って施工します。

塗布方法や乾燥時間は製品ごとに異なります。インターネットの記事や動画と、自分が購入した製品の説明が違っていた場合は、実際に使用する製品のメーカーが指定している施工方法を優先してください。




補修材は「ひびを隠せば終わり」ではありません


ひび割れの上から補修材を塗って見えなくなれば完成、と考えてしまいがちですが、補修材にはそれぞれ使用できる場所や施工方法があります。

動画や記事で紹介されている製品が、自宅の外壁にもそのまま使えるとは限りません。「動画でこの商品を使っていたから買う」ではなく、「自宅の外壁と作業目的に使える製品なのか確認してから買う」という順番にしてください。

これはDIYで失敗を減らすためにかなり重要なポイントです。




実際の作業は動画で見ると分かりやすい


文章だけでは、補修材を出す量やヘラの動かし方、養生の仕方などが分かりにくい部分もあります。そこで、実際の作業を見るための参考としてYouTube動画も紹介します。

掲載している動画はDIYの参考情報であり、美工舎塗装工業が内容や施工方法を推奨・保証するものではありません。作業は安全を最優先に行ってください。

材料選びについて確認したい方

【DIY】外壁ひび割れ補修の落とし穴!これを知らずにDIYは危険!脱失敗・外壁塗装マナカくん

外壁のひび割れ補修に使用する材料について、実際の施工を交えて説明している動画です。特に参考にしたいのは、補修したあとに塗装することまで考えて材料を選ぶという点です。

ホームセンターには用途の異なるシーリング材が並んでいるため、単に「シーリング材」という名称だけで選ばず、用途を確認する必要があります。

作業の流れを見てから始めたい方

【保存版】自分でもできる外壁のひび割れ補修!【外壁塗装大学】かがやき工房チャンネル

清掃、養生、下処理、補修材の施工といった一連の流れを見ることができます。初めて作業する場合は、材料を購入する前に一度動画を最後まで見て、「自分でこの作業を最後までできそうか」を確認してみるのもよいでしょう。

動画を見た結果、「思っていたより大変そうだな」と感じたのであれば、それも十分な判断材料です。




DIYでよくあるのが「始めてから予想と違った」


外から見ていると、小さなひび割れ一本に見えていた。ところが近くで確認すると、その周囲にも細かなひびがあった。清掃してみたら、一部が浮いていた。同じ症状が2階にもあった。

DIYではこうしたことがあります。

だからこそ、最初から「絶対に自分で最後まで直す」と決めない方がいいでしょう。まず一か所を確認し、自分でできる状態なら作業する。想定と違ったら止める。このくらいの考え方で十分です。




材料を買ったあとでも、途中でやめて構いません


ホームセンターで材料をそろえると、「せっかく買ったのだから、自分で最後までやらないともったいない」と思うかもしれません。

しかし、材料を使い切るために危険な場所へ登ったり、状態が分からないまま作業を続けたりする必要はありません。

材料を買った。一か所やってみた。でも難しかった。そこで終わりでも構いません。


DIYというと「業者に頼むより安く済む」というイメージがありますが、実際にはそうならないこともあります。補修材そのものに加えて、プライマー、養生テープ、ブラシ、ヘラ、コーキングガン、手袋などを一からそろえると、それなりの金額になります。


さらに、市販のDIY向け商品は使いやすい反面、1パッケージあたりの量が少ないものもあります。補修する場所が何か所もあると、同じ材料を何本も買い足すことになり、気がつけば想像以上に費用がかかっていた、ということも珍しくありません。


少しだけ直すならDIYの方が安く済むこともありますが、範囲が広い場合は、材料費や道具代まで含めて一度合計してみるのがおすすめです。「自分でやれば必ず安い」とは限らないので、費用と手間の両方を見て判断するとよいでしょう。




途中までやった外壁でも相談できます


これは、美工舎塗装工業から一つお伝えしておきたいことです。

「自分で触ってしまったから、業者には頼みにくい」と考える必要はありません。途中まで補修していても、材料を購入済みでも、一度自分で施工していても、まず現在の状態を確認するところから始められます。

「ここまでは自分でやったけれど、この先が分からない」「補修してみたけれど、これでいいのか見てほしい」「やってみたら思ったより範囲が広かった」といった相談でも構いません。

自分でできるところは自分でやる。難しいところだけ専門業者に任せる。それも住宅を維持する一つの方法です。




まずは家の外壁を一周見てみましょう


今回紹介したのは、外壁DIYの中でも基本となる考え方です。いきなり工具を買う必要はありません。

まずは晴れた日に、自宅の外壁を地上から一周見てみてください。気になる場所があれば、スマートフォンで撮影しておくだけでも十分です。

「自分で直せそうなのか」「やり方を調べればできそうなのか」「これはちょっと分からないな」と考えてみる。DIYはそこから始まります。


うちの爺さま(米農家)は普通に屋根まで上がって自分で塗ってますが、それはあくまでウチの爺さまがたまたま出来るだけの話です。皆さんまで同じことをする必要はありません。

無理なく、安全にできるところまで。それ以上は専門業者に任せる。怪我して「高い勉強代になったな・・・」では遅いです。


美工舎塗装工業では、DIYを始める前でも、途中で困ったときでも、外壁についての相談を受け付けています。

 
 
 

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