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【2026年秋田のクマ】今年は少ない?2025年との出没数比較と9〜10月に警戒したい理由

19 時間前
読了時間: 11分

「去年の秋は毎日のようにクマのニュースを見たけれど、2026年はあまり聞かない気がする」秋田に住んでいる方の中には、そう感じている方も多いのではないでしょうか。


結論からいうと、2026年は今のところ、2025年ほどの大量出没にはなっていません。

2026年8月に秋田県内で確認されたクマの目撃情報は、9月初め時点の集計で約250件。2025年8月の765件と比べると約3分の1で、およそ67%、約7割少ない水準です。


つまり「今年は去年よりクマのニュースが少ない気がする」という感覚は、実際の目撃件数にも表れています。


一方で、「今年はもう大丈夫」と判断するにはまだ早いと考えられます。

その理由は、2025年の秋田では8月から9月にかけて徐々に増えたあと、9月から10月にクマの目撃件数が約6.3倍に急増したからです。


今年はブナの実が豊作と予測され、昨年の大規模な捕獲によって推定生息数にも変化がみられるなど、2025年とは違う条件があります。

しかし秋田県自身も、冬眠前の秋はクマの活動が活発になり、人里への出没が最も多くなる時期として警戒を続けています。


※クマダスの情報は追加・更新されるため、2026年の月別件数は今後修正される可能性があります。






まず、昨年2025年の数字を確認してみます。

秋田県が2025年11月にまとめた資料によると、県内のクマ目撃件数は、以下の表のようになっています。

2025年

2026年

昨年との比較

8月

765件

約250件

約67%減

9月

925件

集計途中

10月

5,800件

未到来


注目したいのは、2025年8月の765件と2026年8月の約250件の差です。

今年は昨年の約33%、つまりおよそ3分の1にとどまっています。


現時点では、「2026年の秋田は昨年よりクマの出没が少ない」と言ってよい状況でしょう。

ただし、昨年の数字をもう少し先まで見ると、安心ばかりもしていられません。






熊の目撃件数は、昨年2025年8月に765件、9月は925件、10月は5,800件と推移しました。

8月から9月は約1.2倍です。


ところが9月から10月になると、925件から5,800件へ。わずか1か月で約6.3倍になりました。8月の765件と10月の5,800件を比較すると、約7.6倍です。


人身被害人数も、8月は4人、9月は11人、10月は37人と、10月に急増しました。


2025年11月16日時点では、県内の目撃件数は12,456件、人身被害は58件66人、うち4人が死亡する事態となっています。

つまり昨年の秋田では、本当に状況が一変したのは9月から10月にかけてでした。


2026年8月の数字が昨年より大幅に少ないことは間違いなく明るい材料です。

しかし、8月までの数字だけを見て、その年の10月まで予測することは難しいということも昨年の推移から分かります。






では、なぜ2026年は今のところ昨年よりクマの目撃が少ないのでしょうか。

クマの出没には、個体数、山の餌、農作物、柿や栗など人里にある食べ物、気象条件など複数の要因が関係するので原因を一つに断定することはできません。


ただし、昨年と今年では明らかに違う条件があります。

その一つが、ブナの実の出来です。


秋田県林業研究研修センターが公表している2026年のブナ豊凶予報では、

八森 豊作森吉山 豊作田沢湖 並作東成瀬 豊作鳥海 豊作と、5調査地点のうち4地点で「豊作」が予測されています。


一方、2025年の予報では、5地点すべてが「凶作」でした。クマにとって秋は、冬眠に備えて大量の食べ物を必要とする時期です。

山の中で十分な食べ物を確保できない年には、農作物や柿、栗などを求めて人の生活圏へ近づく可能性が高くなります。


2026年9月1日の知事記者会見でも、今年は夏に入ってクマの目撃情報がやや落ち着いているとしたうえで、複数あると考えられる要因の一つとして、今年はブナの実が豊作であることが挙げられています。


少なくとも山の餌事情については、2025年と2026年ではかなり条件が違うと考えられます。






もう一つ、今年のクマの出没状況を考えるうえで無視できないのが、2025年に行われた大規模な捕獲です。

秋田県自然保護課は、2026年4月に開催された「人とクマとの共生を考えるフォーラム」で、2025年には約2,800頭を捕獲したと報告しています。

10年前と比べると10~20倍近い捕獲数であり、その多くは人の生活圏への出没に対応したものです。


さらに興味深い数字があります。

秋田県が2026年に公表した最新の個体数推定では、

2020年4月は中央値 約4,400頭、2025年9月の中央値 約5,400頭、2026年今年4月の中央値 は約3,900頭とされています。

2026年4月の推定範囲は2,400~5,800頭です。


もちろん、「5,400頭から2,800頭捕まえたから、その分だけ減った」という単純な計算はできません。

クマは県境を越えて移動します。出生や自然死亡もありますし、推定値には幅があります。

それでも、県の推定上でも2025年9月から2026年4月にかけて中央値が5,400頭から3,900頭へ低下していることは、今年の出没状況を考えるうえで興味深いデータです。


さらに2026年度も捕獲は続いています。

秋田県の9月4日時点の捕獲速報では、

4月20頭、5月38頭、6月93頭、7月103頭、8月72頭、9月2頭(9/11現在)合計328頭が捕獲されています。


つまり今年ここまで目撃件数が少ない背景には、

山の餌事情が昨年より良いこと。昨年、非常に多くのクマが捕獲されたこと。今年も管理捕獲や出没対策が続いていること。

こうした複数の要因が影響している可能性があります。


ただし秋田県も、クマの数を減らすだけでは出没問題は解決しないとしています。

集落の中に柿や栗などの食べ物が残っていれば、クマが少なくなったとしても生活圏への出没は続く可能性があります。






ここまでの数字を見ると、「今年は去年より大丈夫そうだ」と思いたくなります。


実際、現時点では昨年より状況はかなり落ち着いています。

しかし秋田県は、2026年9月8日の県議会で、冬眠前に大量の餌を必要とする秋は、クマの活動が一段と活発化し、人里への出没が最も多くなる時期と説明し、「今年度の対策の正念場」としています。


今年はブナが豊作予測だからといって、クマがブナだけを食べて生活しているわけではありません。人の生活圏には、米、米ぬか、生ごみ、農作物、栗、そして柿など、クマにとって魅力的な食べ物があります。


昨年は9月925件から10月5,800件へ急増しました。2026年は2025年より良い材料がそろっている。これは事実です。

しかし、「今年はクマのニュースをあまり聞かないから、もう大丈夫」

と言い切れる時期ではありません。


本当に昨年のような大量出没を避けられるのか。


その答えが見えてくるのは、これから9月後半から10月にかけてではないでしょうか。






秋田のクマ対策で、よく話題になるのが庭の柿や栗です。


行政も、クマを寄せ付けないために、食べない実を残さないことや、利用していない果樹を伐採することを呼びかけています。

秋田市では2026年度、住宅地周辺にあるクリ・カキの木を事業者に依頼して伐採する場合、費用の一部を補助する制度を実施しました。


申請は非常に多く、6月25日には今年度の予算上限に達し、受付を終了しています。

ただ、「柿の実を全部採ればいい」「危ないなら木を切ればいい」と言うほど、現実は単純ではありません。

同じ柿の木でも、クマを「ニュースの中の出来事」として見ている人と、「自分の家にも来るかもしれない現実」として経験した人では、実を採るか、木を残すか、伐採するかという判断は大きく変わるでしょう。


庭の柿が実ったままになっていても、「クマ対策をしていない」と外から決めつけることはできません。


高齢になり、高いところの実を採れなくなったのかもしれません。

家族が離れて暮らし、そもそも実を採る人がいないのかもしれません。

木が大きく育ちすぎて、自分たちではどうにもできないこともあります。

反対に、昔からそこにあった立派な柿の木が突然なくなったからといって、「こんなに立派な木を切ってしまった」と一方的に考えることもできません。


その家では実際にクマが庭まで来たのかもしれません。


家族が遭遇して、怖い思いをしたのかもしれません。


近所で何度も出没し、悩んだ末に「もうこの木を残しておくことはできない」と判断したのかもしれません。


昔から庭にある木には、その家族なりの思い出や愛着があります。

だからこそ、クマ対策として何が正しいかだけではなく、それぞれの家庭には、それぞれの事情や判断があることも忘れないようにしたいものです。






クマによる人身事故のニュースでは、「顔を負傷した」「頭部にけがをした」という報道が非常に多く見られます。これは偶然ではありません。


秋田県が92人のクマ被害者について調べた資料では、75人、81.5%が頭・顔・首など頭部を負傷しています。

一方、手や腕の受傷は4割程度で、県は、クマと突然遭遇し、腕で防御する間もなく頭部を攻撃されているケースがあると推測しています。

秋田大学病院が2023年に治療したクマ外傷患者20人を調査した研究でも、顔面の受傷率は90%でした。


「クマに襲われる」というと、噛みつかれる姿を想像するかもしれません。

しかし実際には、クマと至近距離で遭遇した際、前脚や鋭い爪によって顔や頭に大きな損傷を受ける事故が多く発生しています。


「腕で顔をガードすればいいのでは」と考えるかもしれませんが、立ったまま腕だけでクマの攻撃を完全に受け止められると考えるのは危険です。

秋田県が案内しているのは、攻撃を避けられない場合、顔を伏せ、首の後ろで手を組むなどして、顔・首・頭を守る防御姿勢です。


クマ撃退スプレーや防御姿勢は、あくまで最後の手段。

県も繰り返し、「クマと遭遇しないことが一番の安全策」と呼びかけています。


クマによる事故のニュースで、「命に別状はありません」という言葉を聞くことがあります。しかし、クマによるけがの場合、この言葉を「大したけがではなかった」と受け取らない方がよさそうです。


顔や頭への深い傷、骨折、神経損傷、失明など、命は助かってもその後の生活に大きな影響を残す外傷があります。


秋田大学と秋田県が共同で行った研究でも、うつ伏せになって顔や頭を守る防御姿勢によって重症化を防げる可能性が報告されています。

だからこそ重要なのは、「クマに襲われたらどう戦うか」ではなく、「クマと鉢合わせしないためにどう行動するか」です。





秋田県では、県内のクマの目撃情報や人身被害情報を確認できる「クマダス」を運用しています。

2026年8月にはスマートフォン向けの「クマダスアプリ」も公開されました。


アプリでは現在地周辺の目撃情報をプッシュ通知で受け取れるほか、家族間で情報を共有できるペアリング機能もあります。

散歩、農作業、通勤・通学はもちろん、家の周囲で作業をする前にも、その地域で最近目撃情報が出ていないか確認しておくと安心です。





秋は、冬を迎える前に屋根や外壁の状態を確認しておきたい季節です。

しかし、クマが出没している地域では、家の裏側や物置周辺、藪に近い場所へ一人で入ることにも注意が必要です。


秋田県によると、クマは特に明け方や夕方など、薄暗い時間帯に活発になります。ただし日中も活動するため、「昼なら安全」というわけではありません。

屋根の上に自分で登る必要はありませんし、見通しの悪い場所まで無理に入って確認する必要もありません。


屋根や外壁のサビ、塗装の剥がれ、ひび割れなどが気になった場合も、まずはご自身の安全を優先してください。2026年の秋田は昨年よりクマが少ない。でも10月を過ぎるまではご注意ください。



さて、今年2026年8月の秋田県内のクマ目撃件数は、昨年8月と比較して約7割少ない水準となっています。


さらに今年はブナの実が豊作予測であり、昨年約2,800頭が捕獲された後、県の推定生息数も2025年9月の中央値約5,400頭から2026年4月には約3,900頭へ変化しています。

2025年とは、明らかに条件が違います。必要以上に怖がる必要はありません。


その一方で、昨年は9月925件だった目撃件数が10月には5,800件へ急増しました。

秋田県も、秋はクマの活動が活発になり、人里への出没が最も多くなる季節として警戒しています。

2026年は今のところ昨年より落ち着いている。

しかし、「今年はもう大丈夫」と結論を出すには、まだ早い。


現時点では、この二つを同時に理解しておくことが大切なのではないでしょうか。


昨年、美工舎塗装工業が掲載したクマへの注意喚起記事は、多くの方にご覧いただきました。

今年も、地域の皆さまが少しでも安心して暮らせるよう、秋田県や秋田市、秋田大学などが公表している情報をもとに、2026年のクマの状況と注意したい点をご紹介しました。


美工舎塗装工業は塗装会社ですが、これからも住まいに関することだけでなく、地域の皆さまの暮らしに役立つ情報も、できる範囲でお届けしていきたいと考えています。


今年の秋も、クマの最新出没情報を確認しながら、どうか安全第一でお過ごしください。



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お電話: 018-816-0145(受付 9:00〜18:00 ※日曜定休)

会社名: 有限会社 美工舎塗装工業

住所: 秋田県秋田市寺内大小路207-94

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参照元・一次情報:本記事は、以下の公的機関・研究機関が公表している情報を参照しています。

 
 
 

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