【秋田の皆さまへ】塗料・屋根材が値上がり確定?戦争と物価高騰の「本当の影響」
- 4月9日
- 読了時間: 11分
更新日:4月14日

1. 今まさに何が起きているのか
現在、外壁塗装・屋根塗装の現場では「材料不足」と「価格上昇」が同時進行しています。
これは一部の地域の話ではなく、日本全国の塗装・リフォーム業界で実際に起きている動きです。
具体的には、以下のような変化が出ています。
塗料・シンナーの大幅な値上げ(30〜80%)
参照: 誰も幸せになれない戦争による原油不足の影響 https://tosouken.com/3798.html
日本ペイントによるシンナー製品の最大75%値上げ
参照:日本ペイントが「シンナー」値上げ 原料となるナフサの不足&高騰の影響 https://news.yahoo.co.jp/articles/49b32f177ae24380a31680c9dcc3af14fe0d418d
中東情勢の悪化による、石油由来製品(塗料・シンナー・断熱材など)の供給不安
参照:外壁塗装が値上がり?材料不足の影響と今動くべき理由 https://ieyasupaint.com/blog/39038/
屋根材や板金材など、金属系建材の値上がり・今後の追加値上げ予告
参照:建材資材の値上げ高騰の影響|塗料・シンナー・断熱材・ルーフィングの値上げと材料入手困難・出荷停止へ https://yanekabeya.com/201086/
当社としても、各メーカー・問屋から「今後の価格改定予定」「出荷制限」「在庫調整」の情報が日々届いており「時期ははっきりしないが、近いうちに一部材料の値上げはほぼ確定」という状況です。
2. なぜ塗料やシンナーがここまで値上がりするのか
塗料やシンナーの多くは、石油由来の「ナフサ」という原料から作られています。
このナフサの価格が、戦争や中東情勢の悪化で急激に上昇していることが、今回の値上げの大きな原因です。
◾️原油・ナフサ価格の高騰
外壁塗装に使われる樹脂(シリコン・フッ素・ウレタンなど)は、石油由来のナフサが原料です。
参照:外壁塗装の塗料が値上がり?2026年の価格動向と「急ぐべきか」を現場の職人が正直に解説 https://penki-mikata.com/mitsumori/column/toryo-neagari-2026/
ホルムズ海峡周辺の緊張が高まり、世界の原油供給の約2割に影響が出るとされており、これがナフサ価格の高騰に直結しています。
戦争の影響による原油高騰を受け、塗料・シンナー全体に値上げ圧力がかかっています。
◾️日本ペイントのシンナー75%値上げ
日本ペイントは、塗料を薄める用途で使うシンナーを、50〜75%の幅で値上げすることを発表しました。
参照:本ペイントが「シンナー」値上げ 原料となるナフサの不足&高騰の影響 https://news.yahoo.co.jp/articles/49b32f177ae24380a31680c9dcc3af14fe0d418d
値上げの理由は、シンナー原料となるナフサの不足と高騰で、複数の原料メーカーから値上げ通達が相次いだためとされています。
TBSや日経など、一般メディアでも「シンナーを75%値上げ」「中東情勢悪化による影響」として報道されています。
◾️各塗料メーカーの値上げ・出荷制限
現場向けの情報として、「塗料価格は30〜80%の値上げ幅」「シンナー・下塗り材・防水材・コーキング材にも影響」というレポートが出ています。
原油価格高騰により、塗料・シンナー・副資材すべてに影響が出始めており、シンナー関連製品には制限出荷も始まっています。

3. 戦争・世界情勢は建築資材全体にも波及している
今回の値上がりは、塗料だけの問題ではありません。屋根板金・屋根材・断熱材・足場材など、建築資材全体に広く影響が出ています。
◾️建築資材全体の高騰
2026年のイラン情勢の影響で、石油化学系資材の供給停止・受注制限が多発し、建築費全体で5%以上の上昇が見込まれるとするレポートがあります 。
参照:2026年建築資材高騰の現状と対策|供給危機の「不都合な真実」を解説【増改築.com】https://www.zoukaichiku.com/news/2026-iran-crisis-report
断熱材の生産停止、塗料75%値上げ、生コン供給危機など、住宅・リフォーム全体のコストを押し上げる要因が同時に進行していると指摘されています。
◾️屋根材・板金材への影響
中東情勢の影響で断熱材が5月から40%値上げ、日本ペイントのシンナーが予告無しで75%値上げ、塗料の出荷制限も始まっているという屋根リフォーム会社の現場レポートがあります。
参照:【2026年4月8日更新】建材資材の値上げ高騰の影響|塗料・シンナー・断熱材・ルーフィングの値上げと材料入手困難・出荷停止へ https://yanekabeya.com/201086/
アスファルトシングル屋根材「リッジウェイ」については、2026年7月1日出荷分より30%の値上げが決定しており、専用部材や釘・接着剤なども値上げ対象です。
屋根工事の材料費だけでなく、住宅全体の価格に影響が出る可能性があることも指摘されています。
参照:屋根工事の材料が急騰中。現場で今、何が起きているのか https://mbp-japan.com/iwate/takisawaroof/column/5219900/
4. 「戦争=遠い国の話」ではなく、塗装工事の見積もりに直結する
ニュースで見る戦争や国際情勢は、一見すると日常生活とは遠い話に感じられるかもしれません。
しかし、塗料や屋根材の仕入れ価格・工事費用という形で、私たちの住まいのリフォーム費用に直結しています。
◾️戦争と原材料価格の関係
2026年現在、中東情勢の不安定化によって原油価格が高騰し、それがナフサや石油化学製品の価格上昇に波及しています。
参照:【2026年】外壁塗装が値上がり?材料不足の影響と今動くべき理由 https://ieyasupaint.com/blog/39038/
原油価格の高騰により、塗料・シンナー・副資材だけでなく、輸送コストや職人の移動に必要な燃料費も上昇しています。
その結果、「材料費+運送費+人件費」がすべてじわじわと上がっているのが現状です。
参照:【2026年最新版】外壁・屋根塗装の費用相場に関する実態調査結果 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000046700.html
◾️現場で起きている「不都合な真実」
あるリフォーム会社のレポートでは、「石油化学系資材の供給停止」「塗料75%値上げ」など、これまでにない規模の値上がりが指摘されています。
参照:2026年建築資材高騰の現状と対策|供給危機の「不都合な真実」を解説【増改築.com】https://www.zoukaichiku.com/news/2026-iran-crisis-report
別の現場レポートでは、「塗料用シンナーなどが制限出荷」「今後、塗装・防水・コーキング工事ができなくなる可能性も」とまで記載されています。

5. じゃあ、今すぐやらないと「損」なのか?
「すぐやらないととんでもなく損をするのか?」ここが、お客様が一番気になるポイントだと思います。
結論だけ言えば、「慌てて飛びつく必要はないが、数年以内に塗装を考えているなら、価格が上がりきる前に動いておく方が安全」です。
◾️値上げが工事費に与える影響
塗料価格が30〜80%上がったとしても、総工事費への影響は2%前後にとどまるという試算もあります(材料費以外に足場・人件費などが含まれるため)。
参照:外壁塗装の塗料が値上がり?2026年の価格動向と「急ぐべきか」を現場の職人が正直に解説 https://penki-mikata.com/mitsumori/column/toryo-neagari-2026/
一方で、今後もインフレによる資材代・人件費の高騰が続けば、外壁・屋根塗装の平均価格自体がさらに上がっていく可能性も指摘されています。
◾️「今動くべき」ケースとは?
すでに築10〜15年を過ぎており、ひび割れ・チョーキング・コケ・サビなどの劣化がはっきり見られる
もともと今年〜来年あたりで塗装を考えていた
屋根材や板金のサビが進行しており、これ以上放置すると補修より張り替えレベルになるリスクがある
こういったケースでは、「材料高騰+劣化の進行」で、後回しにすればするほどトータルコストが上がる可能性があります。
逆に、「築浅でまだ目立った劣化がない」「5年以上先の計画」という場合は、慌てて契約する必要はないと考えています。
6. 当社としてお伝えしたいこと
私たちは、値上がりのニュースを不安を煽るためではなく、「正直な情報」としてお客様にお伝えしたいと考えています。
そのうえで、次のようなスタンスで対応してまいります。
◾️正直で、わかりやすい見積もり
材料費・人件費・諸経費の内訳をできる限り明確にお見せします。
メーカーからの価格改定があった場合は、その根拠(お知らせ・ニュースなど)も合わせてご説明します。
「今やらないと○○万円損します」といった不必要な煽りはせず、お住まいの状態と予算に合わせたご提案をします。
◾️今後の値上げ情報も随時発信
日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研など、主要メーカーの価格改定情報が入り次第、ブログやお知らせで共有していきます。
屋根材・板金材・断熱材など、塗装以外の建材の動きも含めて「現場目線」でお伝えします。
7. 「近いうちに塗装を」とお考えの方へ
「そろそろ外壁や屋根の塗装を…」とお考えであれば、今のうちに一度だけでも現地調査と見積もりを取っておくことをおすすめします。
見積もりを取るだけであれば費用はかかりませんし、値上げの前後でどれくらい差が出るのかを比較する材料にもなります。
現在、当社でも仕入れ価格の上昇が続いており、「いつ・どの材料が・どれくらい値上げになるか」が読みにくい状況です。
ただし、その分をすべてお客様に一気に転嫁するのではなく、「企業努力で吸収できる範囲」と「どうしても反映せざるを得ない部分」を分けて考えています。
そのため、「今ご検討中の方」には、値上げが本格的に反映される前に、一度ご相談いただくほうが安心だと感じています。

正直なところ、今回の一連の値上がりのニュースは、私たち専門業者の側にとっても驚きでした。
日本ペイントのシンナーが最大75%値上げという報道が出たときも、「本当にここまで上がるのか…」というのが現場の率直な感想です。
そして一番の不安は、「この状態がいつまで続くのか、誰にもはっきり分からない」という点です。
中東情勢やホルムズ海峡の問題についても、日々ニュースが出ていますが、専門家ですら先行きを読み切れていません。
一方で、昨日から今日にかけて、停戦や攻撃停止に向けた話し合いが進んでいるという明るいニュースも出ています。
米国とイランの間で「攻撃停止」や停戦協議が報じられたことで、原油価格がいったん落ち着きを見せたというレポートもあり、私たちも少しホッとしながらニュースを追っているところです。
中東情勢やホルムズ海峡の問題についても、日々ニュースが出ていますが、専門家ですら先行きを読み切れていません。
一方で、昨日から今日にかけて、停戦や攻撃停止に向けた話し合いが進んでいるという明るいニュースも出ています。
【追記】交渉の決裂と「ホルムズ海峡封鎖」の衝撃(2026年4月14日時点)
5日前の期待とは裏腹に、事態は再び緊迫の度を増しています。
パキスタンの仲介により、4月8日から2週間の暫定停戦で合意し、ホルムズ海峡の安全な通航が一時的に認められたことで、原油価格(WTI)は一時110ドル台から90ドル台まで急落しました。
しかし、4月10日からイスラマバードで始まった米国とイランの直接交渉は、極めて厳しいものとなりました。
交渉の決裂(4月12日) 21時間を超える異例のマラソン協議が行われましたが、イラン側の「制裁の全面解除」や「凍結資産の返還」という要求に対し、米国側は妥協せず、協議は物別れに終わりました。
トランプ政権による海上封鎖の発令 これを受けてトランプ大統領は、即座に米海軍によるホルムズ海峡の海上封鎖を命じました。これはイランの港湾に出入りする船舶を対象としたもので、再び地政学的リスクが最大級に高まっています。
原油価格の再上昇 一時100ドルを切っていた原油価格は、この発表を受けて再び上昇に転じています。市場は「停戦の期待」から一転、「供給途絶の現実」を直視せざるを得ない状況です。
数日前まで私たちが感じていた「ホッとした気持ち」は、残念ながら束の間のものとなってしまいました。
専門家が「先行きを読み切れない」と語っていた通り、中東情勢は現在、まさに「出口の見えないトンネル」の中に逆戻りしてしまったと言わざるを得ません。
原油価格やナフサ価格は、一度高値をつけるとしばらく高止まりしやすく、建築資材の価格も「上がるときは一気に・下がるときはじわじわ」という傾向があると指摘されています。
実際、これまでの建材や塗料の価格動向を振り返っても、「戦争や資源高→価格上昇→停戦後もすぐには戻らない」というパターンが繰り返されてきました。
だからこそ、この記事では「不安を煽るため」ではなく、「今、現場で本当に起きていること」をなるべく正直にお伝えしました。
私たちとしても、値上げを歓迎しているわけではありませんし、「このタイミングでぜひ契約を!」と無理に背中を押したいわけでもありません。
世界情勢も、資材価格も、私たち一社の力で変えることはできません。
それでも、「今ある情報を分かりやすく伝えること」と「お客様の家の状態を正しく診断し、無駄な工事や過剰な不安を生まないこと」は、地域の工事店としてできることだと考えています。
この記事が、「なぜ材料がこんなに値上がりしているのか?」「自分の家は、いつまでに何をしておくべきなのか?」を考える一つの材料になれば幸いです。
ご不安な点や、「うちの家の場合はどう?」といったご質問があれば、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。
現場を見たうえで、いいことも悪いことも含めて、できるだけ正直にお話しさせていただきます。
お問い合わせはこちら(お見積もり・現地調査無料)
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